"¿Por qué no te callas?"
スペイン国内のメディアは大絶賛です
「チャベス大統領とニカラグアのダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)大統領の攻撃からスペインを守った」(ABC)
「国王はスペイン国民の代表として、チャベス大統領に誤りを正した。同大統領は、もっと前に非難されるべきだった。」(El Mundo)
「チャベス大統領が行った痛烈な非難は、2国間の関係上の許容範囲を超えた」(El Pais)
このスペインのカルロス国王といえば、ある程度年齢を重ねられた方は記憶にあるのかもしれないが、1981年の「23-F事件」での国王の英断は評価に値するといっても過言ではないだろう。
詳細は、拙稿「Kashiromanの新スペイン法入門講義」の第3講をご覧になっていただければと思うのだが、民主政治を守るための大英断によって、独裁者フランコの「操り人形」と言われ、頗る評判のよろしくなかった国王へのスペイン国民の評価は高くなった。一説によれば、これは軍部を含めて王室とともに行った茶番だという説もあるが、いずれにせよ、現在スペイン国王に対する評価というのは高いのだという。
他にも、師匠の黒田先生からお聞きしたお話も含めて考えると、スペイン国王は豪快なエピソードを数多くお持ちなんだとか...。例えば、東京オリンピックにヨットの選手として出場した経験やジェット機やヘリコプターの運転もできるのだとか(「現代スペイン情報ハンドブック」より)、城下のバル(Bar)で一般市民と酒
閑話休題、それだけでなく、政治面でもすごく努力された方である。「国王―スペイン国王ドン・フアン・カルロス1世との対談」という本は、国王自身が、独裁者フランコ体制から民主国家へと変革したスペインの様子を語ったインタビューを本にしたものだから、内容的にもかなり面白い。
スペイン国王のカルロス1世は、民主政治を守ることを大切に考えられている。その信念は揺らがない。そういう意味で、この人は偉大なる国家元首だと思う。会議の後、チャベス大統領だったか誰だったかは忘れたが、「アスナールはスペイン国民から選ばれた首相だ」というサパテーロ首相の発言を受けて、「俺は3回も国民から承認を受けている」と言っていたようだが、お門違いも甚だしい...。民主政治とは危ういものである。民主政治はヒトラーだって生み出しているのだ。
「多様性」を認めること
政府の政策に対して反対意見を言う権利が正当に保障されること
この2点は、国民1人1人にとっても民主主義政治にとっても現代社会においては特に必要不可欠なんだろうと思う。スペインのカルロス1世は、そういった意味でも、スペインの激動の歴史を潜り抜けてきて、正しい方向へと導いてきた、世界で稀を見る素晴らしい指導者だと思う。実際に国民にも多く支持されている、たった1度しか信任投票を受けてこなかったにも関わらず...(スペインが「君主制」か「共和制」かを選択する国民投票の時)。だって、「君主制」とは相容れないあの「共産党」ですら、カルロス1世であれば...ということで支持しているんだから...
俺も、政治的な発言はしないようにしているが、やっぱりこのカルロス1世国王は素晴らしいし、この国王を持つスペイン国民は幸せだろうと思うなぁ...。
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