テーマは、「ストーリーのある音楽」
ということで、「交響詩」をテーマに繰り広げられた60分間でした。
「交響詩」の起源は、リストという作曲家がその地位を確立させたとも言われていますが、古典派以前にも「歌劇」音楽の序曲などでその起源を見ることができます。
今回、オンエアされたのは、
交響詩「魔法使いの弟子」(デュカス作曲)
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 (リヒャルト・シュトラウス作曲)
交響詩「はげ山の一夜」(ムソルグスキー作曲)
交響詩「四つの伝説」から「トゥオネラの白鳥」(シベリウス作曲)
の4曲でした。
そもそも、「交響詩」とは、「管弦楽によって演奏される単一の楽章からなる標題音楽のうち、作曲家によって交響詩と名づけられたもの」のことを言うそうですが、平たく言えば、管弦楽によって、物語(ストーリー)を表現するもののことです。
司会で、作曲家の池辺晋一郎さんが、番組の最後に、「交響詩は日本人になじむ」というようなことを話されていましたが、普通のクラシックの曲だと、表題が曲が持つイメージに対して具体的でない(例えば、ベートーヴェンの交響曲第9番と言われても、タイトルにどのような意味合いがあるのかということを第一印象で想起する人は多くないだろう...)ため、なかなか感情移入して聴くことができないという人も多いかもしれません。しかし、交響詩の場合だと、表題に具体的なタイトルが付くことが多く、メロディに物語性を持って場面を頭で想像しながら聴けるというメリットがあります。
で、池辺さんは、
「日本人は何かを思い浮かべながら音楽を聴く人が多いから...」
という理由で、交響詩への親しみやすさをお話されていました。
逆に、Wikipediaには「交響詩は後期ロマン派、とりわけ国民楽派の作曲家に好まれ、形にとらわれない民族主義的な音楽表現の形態として、自国の事物や伝説などに基づいた重要な作品が作られた」と書かれていますが、バロックから古典派の頃の「形式美」でなく、自分の祖国とか故郷に対してアイデンティティを持った人たちが具体的なイメージを持って作曲活動をした頃に隆盛を誇ったのが「交響詩」だということを考えると、なるほどイメージがわきやすいという点で合点がいきますよね。
今回のオンエアでは、メロディに字幕で解説がなされていましたが、いい試みだったと思います(逆にちょこっと分かりやすすぎてしまった感もありましたが...)。
交響詩をテーマにしたクラシック・コンサートには行ったことがないので、実際どのように演奏会が行われているかは分かりませんが、クラシック初心者には字幕付き演奏会というのも悪くないなぁと思いました
俺もこれを機に何か聴いてみようかなぁ...。






