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2007年07月16日

「フラメンコ 曽根崎心中」@福井

前もこのブログで紹介した、


「FLAMENCO 曽根崎心中」


が2年ぶりに福井で上演されるということで、台風が接近したこの3連休でしたが、それにあたかも挑戦するかのように福井県福井市にあるフェニックスプラザを訪れました。


俺が本拠を置いている東海地方に台風4号が15日午前中から昼に最接近するという情報があったので、台風が接近する前日に福井市内に入り、前泊してフラメンコを見に行くという素晴らしい(!?)気合で見に行きました。

当日の15日はどんよりとした曇り曇り空。昼から始まる舞台を前に、宿泊していたホテルから福井城跡などを散策しました。柴田勝家の北ノ庄城の頃からのお城の歴史は以前読んだ本などからそれなりに知識は持っていましたが、やっぱり歴史遺産を歩くのはロマンを感じますね〜わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)。俺の経験則では、歴史が好きな人はロマンチストが多い。遺構や書物から、そこに登場する人物がどのような人物だったかとか、そこでどのような生活が営まれていたのかと想像することって楽しいですよね。歴史好きってそんなもんだと思います。俺も知識は大したことがありませんが、大好きです黒ハート黒ハート

閑話休題、時間が近くなったので、フェニックスプラザに向かいました。ロビーにはテレビカメラが何台かありました。やはりFBC(福井放送)のカメラだったみたいで、翌日の16日にネットで確認したら、やっぱりウェブサイトで↓紹介されていました。

近松門左衛門の世界をフラメンコで表現
〜FBC創立55周年記念公演〜

「フラメンコ曽根崎心中」


近松門左衛門の最高傑作を情熱的なフラメンコで表現した舞台が福井市内で上演されました。

これはFBCの創立55周年を記念して福井市のフェニックスプラザで開かれたものです。

近松門左衛門の「曽根崎心中」の世界を情熱的なフラメンコで「生きる意味と愛」をテーマに表現していて、ミュージシャンの宇崎竜童さんが音楽を、作詞家の阿木燿子さんがプロデュースを手がけました。

福井公演では、これまで以上に踊りや音楽などを、舞台の広さをいかしたダイナミックな演出にして、詰め掛けた大勢の観客を魅了していました。

2007年7月15日 19:00


とまぁこんな紹介がFBCのウェブサイトで紹介されていましたが、俺も感想を...。

フラメンコの世界の持つジプシーの魂の叫びと曽根崎心中の持つ男女の愛を貫くために命を捨てる気持ちの叫びというのがリンクしていて、どこかしら世界観が似ているような気がするんです。そのせいか、曽根崎心中をフラメンコで見ても全く違和感がないんです。もちろん、作曲した宇崎竜童さんのメロディも素晴らしいんですがねわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)。作曲の裏話は、会場で販売されていたDVDの特典でお話されています。とにかくフラメンコのリズムは難しい(だから曲中で手拍子するのはフラメンコ観賞にはご法度である)から、プロのミュージシャンといえども、とても大変な作業であったことは想像に難くありません。

さて、話をフラメンコのステージの方に戻すことにしましょう。曽根崎心中の話は、前の機会にも見たので、ストーリーを食い入るように見るということはほとんどありませんでしたが、やっぱり考えさせられるものがあります。

18世紀初頭に起こった、哀しく激しい愛の物語。18世紀のはじめ、大阪の曽根崎に、叔父の経営する醤油屋に勤める徳兵衛と天満屋に身を置く遊女・お初という、恋人同士がいた。二人は、将来結婚しようと誓い合っていた。だが、店の主人は、商売熱心な徳兵衛を、姪と結婚させようと話を進めていた。徳兵衛がなかなか承諾しないので、主人は徳兵衛の継母に、大金を渡して話をつける。それを知った徳兵衛は、自分の妻はお初しかいないと訴えるが、主人は聞き入れない。徳兵衛は継母の家に行き、主人から受け取った大金を主人に返すために取り戻した。

その帰り道、徳兵衛はばったり出会った親友の九平次に、金を貸してほしいと懇願される。人のいい徳兵衛は断りきれず、主人に返すための大事な大金を、九平次に貸してしまった。だが、約束の日を過ぎても、九平次は、金を返しには来なかった。一方お初の身にも、身請け話が持ち上がっていた。

そんなある日、運命に追い詰められた二人は、久しぶりに生玉本願寺の境内で再会する。するとその時、町衆といっしょに九平次が現われた。「金を返せ」と迫る徳兵衛。「金など借りていない」と開き直る九平次。九平次はさらに、徳兵衛が店の金を使い込んだと町中に吹聴し、町の人々は、九平次の嘘を信じた。

落胆した徳兵衛は、お初が働く「天満屋(てんまや)」に人目に隠れてやってきた。徳兵衛をかくまうお初。そこへ九平次が店にきた。大金を使い我が物顔であびるように酒を飲む九平次。すべてのことが、九平次の思い通りに進んでいた。 そもそも、遊女であるお初は、自由に徳兵衛と結婚できる身分ではない。九平次の企みにだまされた徳兵衛も今では追われる身。商人にとって一番大切な信用を失い、叔父でもある主人に合わせる顔もない。お初は、どうせ生きて結ばれることがないのなら、天国で夫婦になろう、愛をまっとうして一緒に死のうと、徳兵衛に迫る。追い詰められた自分のために命を断とうというお初の心に、徳兵衛は心中を決心する。ふたりは店を抜け出し、曽根崎の森へと向かう。そして、天国で夫婦になることを固く誓い合って、愛と名誉を守るために、心中を果たしたのだった。

より


「曽根崎心中」は実際に起こった話を近松門左衛門が脚本化したもの。はつが21歳で徳兵衛が25歳。俺よりも若い男女が世間のしがらみを越えてもあの世でも愛し続けたいと願いを持って情死したっていう事実はやっぱりショックです。というか、今の時代でなかなかそこまでする人はいないでしょうね。世間という壁があれば俺だったら好きな人がいても妥協してご主人が言う結婚相手の方に流れていってしまうかもしれない。


「何で死ななきゃいけなかったんだ!?」


というのは考えることがあります。「生きてることが丸儲け」のような考え方を持つ俺にはあり得へんもん。生きて愛を貫く方法は...!?とついつい考えてしまいますわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)。何も分かっちゃいないんだと思いますけどね、俺は...。

さて、注目したのは、やっぱり前回と同じ、悪役の矢野吉峰さん演じる九平次。本当にハマっていてましたわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)。主役の2人と同じぐらいの拍手をもらっていました。


終演後には宇崎竜童が物語の中で出てきた歌をギター弾き語りをしながら登場。そして阿木燿子さんが登場!!会場はスタンディング・オベーションで、フラメンコのリズムで即興で踊るシーンも...わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)



ハコが2000人で超満員だったということです。


歌・ギター・ダンスの3つのピースがスタンダードなフラメンコなので、今回の曽根崎心中はどちらかというと、フラメンコ・ミュージカルって感じだとは思いますが、


そんなことはどうでもいい!!


素晴らしかったです。



予定になかった福井市内観光もできたし、台風がチャンスを呼んでくれたようです。


台風や地震で天災が続いていますが、「生きてることが丸儲け」です!!辛い中で大変だと思いますが、ユーモアを忘れずに楽しく生きていければと願っています。
posted by Kashiroman at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Spain | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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