基本的に、サッカーの代表チームというのは「一つの国家に一つの代表チーム」というのが原則なのですが、「バスク」は、「イングランドや北アイルランドやウェールズは独立国家でないのに1つの代表チームがあるじゃないか!!バスクだって、一つの国家なんだから、一つの代表チームを作れるじゃないか〜!!ということで、訴えているわけですね。
現在、スペインとフランス両国のバスク地域から選出されるバスク選抜チームは実際に存在していますが、欧州サッカー連盟を含む各サッカー連盟から正式に承認されておらず、プレーする場は不定期の親善試合に限定されているにすぎない...と。ウェールズとか北アイルランドの例を持ち出しているということは、例えばEUROとかワールドカップに「バスク国」として出場させてくれぇ〜!!ということを示すわけでして、これは今の原則論からするとやっぱり難しいよねぇ〜ということになるわけです。
「バスク」は「スペイン」と「フランス」にあり、よく「4+3=1」という標語を使ってこの地域のことについて説明されますが(スペインにある4県とフランスにある3県は1つのバスクということです)、なかなか日本に住んでいるとこういう問題というのはなかなか疎くなるものです。国民国家というのは無視できない存在とはいえフィクションで声が大きかったり多数派に有利に動くものですから、少数民族というのはこういうふうに割を食うわけですよね、現代史においては...。
こういう問題がサッカーにも表れているわけですね。
ところで、現在南山大学で「スペイン法」を学ばれている皆さん、こういうところにも題材がありますので、ぜひ参考になさってください。
(↓デモの動画が公開されています。)
Jugadores de Athletic, Real y Alavés muestran su apoyo a la selección vasca
■参考
ラグビーでは、今度はカタルーニャ地方のラグビー協会が「国際アマチュアラグビー協会」「ヨーロッパラグビー連盟」への加盟を認めるべきだという話が判決が出たそうです。






